デザインライフ設計室

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目に見えないことを知っていただくために 2

2020年5月20日

今週の3回のブログを使って行っている勝手にブックカバーチャレンジの2回目です。今回も、今の私の性格や考え方に少なからず影響を与えた本というしばりで、まとめて3冊をご紹介します。

 

[ ブックカバーチャレンジ | 2 ]

タイトル  |  佐藤雅彦全仕事
著 者   |  佐藤雅彦
発 行 年   |  1996年
発 行 所   |  マドラ出版

今回ご紹介する本の中で最も影響を受けている本かもしれません。
「ピタゴラスイッチ」で有名な佐藤雅彦さんが電通のCMプランナーだった頃の仕事を中心にまとめられた一冊です。この本を発行しているマドラ出版は「広告批評」という雑誌をつくっていて、大学生の時に好んで読んでいました。この本はその別冊として作られています。
今に続く佐藤さんの表現の原点がこの本の中には詰まっています。ずっと同じ感性と感覚を持ち続け、新しい考えと表現を生み出して、時間をかけて発展させているのが良く分かります。今読み返してみても発見がある素晴らしい本です。ブレない一本の軸を持ちながら常に新しさを加えて進化していたり、高い完成度なのに緊張感よりもユーモアを感じるところに憧れています。

 

[ ブックカバーチャレンジ | 3 ]

タイトル  |  ロッキング・オン・ジャパン
表 紙   |  中村一義
発 行 年   |  1997年7月
発 行 所   |  ロッキング・オン

突然毛色が変わりますが、こちらも大学生の頃愛読していた本(雑誌)です。
ミュージシャンへの長いインタビューで構成させているのが一番の特徴です。ただの紹介ではなく音楽をつくるにあたって何を考えているのかなどミュージシャンの内面に迫る内容が面白く引き込まれました。表紙の中村一義さんはデビュー当時から今に至るまで敬愛するミュージシャンのひとりです。

 

[ ブックカバーチャレンジ | 4 ]

タイトル  |  僕がコントや演劇のために考えていること
著 者   |  小林賢太郎
発 行 年   |  2014年
発 行 所   |  幻冬舎

ラーメンズのコントをはじめて見た時は大きな衝撃を受けました。自分が見たコントを反芻しながら感じたことが、この本を読むことで納得できました。本の中に印象的なことばあります。「面白くて、美しくて、不思議であること」これが小林賢太郎さんが大切にしていることなのだそうです。これは色々なことに当てはまると思いますし、何事に対しても美しいことは大切だと私も考えているので共感します。遠く足元にも及びませんが、自分も何か似たようなことを考えて目指していると感じることもあり、気にしている存在です。

 

余談ですが、冒頭で紹介した佐藤雅彦さんが手掛けられた「ピタゴラスイッチ」のDVD付き書籍を自分のために買い揃えていましたが、今ではすっかり息子のお気に入りとなり、一緒に見ることが最近の楽しみです。もう少し大きくなったら佐藤雅彦さんについても話してみたいと思っています。

 

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