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【団地リノベレポート】目地がピッタリ
2016年3月30日
今日は団地リノベーションの現場定例を行いました。
現場では仕上工事が着々と進んでいます。
現場定例と言っても、今の時点で新しく打合せをする
ことは少なくなってきますので、出来つつある部分が
図面の通り、または設計の意図通りに施工出来ている
かを確認するという流れに変わってきます。
今回浴室は所謂、在来浴室として造作しています。
マンションリノベーションの場合はユニットバスを採
用することも多いのですが、今回は浴室空間がコンク
リートの壁(躯体)で囲まれており、既存のユニット
バスが入らないため浴室の内部を新たに防水し直した
上で造作して仕上げています。
天井と壁の上半分ほどを米ヒバで仕上げ、壁の下半分
と床はタイルを貼っていますのでとても気持ちが良い
空間にまとまりつつあります。
写真を良く見ていただくと米ヒバの幅とタイル目地の
幅がピッタリと合っています。ここにも職人さんのひ
と工夫があります。通常のタイルは裏面に紙が貼って
あり、何枚かで1セットになっています。これは施工を
少しでも簡略化するために予め、メーカーがタイルを
シート状にまとめているのですが今回はそのシートを
わざわざバラシてタイルを1枚1枚貼っていき、目地が
ピッタリと合うようにしてもらいました。とても細か
いことで職人さんにはご面倒をお掛けしてしまうので
すがこのひと手間で仕上りの印象が大きく変わるので
大切なひと手間だと考えています。
このあとは衛生器具が取りつき、米ヒバの扉がセット
されれば、この気持ちの良い浴室は完成となります。