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断熱工事
2025年4月25日

工事が進められている新築注文住宅の現場は、外壁工事が完了してアンテナなどを取り付ける作業が行われています。足場の撤去が近づいてきました。
内部の工事も並行して進んでいますが、少し時間を戻して内部の工事の様子を振り返っていきたいと思います。
建て方が完了して、柱梁の骨組みができると、外壁面と屋根面に下地をはっていき、その後に断熱材を入れていきます。
屋根の断熱材にはフェノールフォームという面状の断熱材を室内側から嵌めていきます。一方で壁面には柱の間にグラスウールという綿のような(正確には綿ではありません)比較的柔らかい断熱材を充填していきます。
現場に通っていると、断熱材が入った途端に急激に室内の温熱環境が良くなるのを感じることができます。夏であれば暑さが和らぎ、冬であれば寒さが軽減されます。この頃の施工状況からすると、まだまだ隙間も多く、住宅の性能が完全に確保されている訳ではありませんが、それでも室温が変わるのがハッキリと分かります。断熱材が充填されると気密シートを貼って気密処理を施しますので、建物が完成する時には更に良い温熱環境が確保できると思います。