デザインライフ設計室

町田の住宅

House in Machida
newhouse

「町田の住宅」が建つのは、新しい造成地の端の土地。道路よりも2.4mほど高い場所に位置しています。設計を始めた時点では、造成されたばかりだったため、周りにどのような家が建つのか分かりませんでした。これから周りに建つ家を想像しながら、光りが差し込み、遠くに視線が抜けるように窓の位置や大きさに注意しながら設計をしました。設計を進める上で、空間をつくる大きな要素となる、具体的なクライアントからの要望が2つ。リビングに階段を設けることと、収納スペースを充実させたいということでした。この要望を受けて、リビングと階段の配置、リビングとダイニング、キッチンの関係を繰り返し考え、シューズクローク、ファミリークローゼット、家電収納、本棚などの収納スペースを必要な場所に必要な量を確保できるように設計を進めていきました。
1階は浴室、洗面、トイレなどの水まわりとキッチン、ダイニング、リビングを配置し、リビングの一角に設けた階段を上った2階には、寝室、ファミリークローゼット、サニタリーと室内干しができる書斎という構成です。それぞれの場は、暮らしに合わせて落ち着きが感じられたり、開放感が生まれるようにつくられています。クライアントのイメージの断片を立体的に組み合わせることで、メリハリがありつつも、一体感があり、ゆるやかに全体が繋がっているような住宅になることを意識しました。

お問い合わせ
家づくりのご相談、
執筆依頼などはこちらからお送りください。