HOUSING by SUUMO
先日発売された雑誌「HOUSING by SUUMO」2023年8月号(リクルート発行)に小平の住宅が掲載されました。
「1000人に聞いた不満を解消!ストレスフリーな間取りアイデア」という企画の中で「1人になれる場所が少ない」という読者の不満に対する事例のひとつとしてご紹介いただきました。
小さめの記事ではありますが、実際の使い方などをクライアントに質問してお答えいただいたものをまとめたコメントも載っていますので、よろしければお手に取ってご覧ください。よろしくお願いいたします。
内装工事
マンションリノベーションと同時並行で工事が行われているアトリエの内装工事が進んでいます。
広い空間ではありませんが、天井が高いので変化があって良いです。内部の床が決まり、壁と天井下地が出来たので輪郭が見えてきました。住宅に近いスケール感覚になってきたので少し安心しました。
この日は馴染みの建具屋さんと塗装屋さんとそれぞれ打合せを行いました。
着々と、この先の段取りが進んでいます。
基本設計進行中
先日、約2カ月ぶりに八ヶ岳麓の住宅に伺いました。
現地で色々と確認をしながら、現在進行中の設計の打合せをしました。
梅雨の中休みのような日が続いていますが、この日の甲信地域は温度湿度ともに東京よりも少し低くて、過ごしやすい気候で快適でした。
このところ、仕事が忙しく疲れぎみですが、周辺の緑や稲が植えられた田んぼの風景に大いに癒されてきました。
注文住宅の設計
設計中の注文住宅。今は建具の検討を進めています。
今までの経験から標準的な仕様は決まっていますが、建具についても既製品を使用することはあまりないので、毎回その住まいに合わせて最適な仕様を考えています。
建具は、姿図を描いて使う金物や仕様を文字で記載して「建具表」という図面にまとめていきます。情報量が多い割に建具一枚あたりのスペースが小さく分かりにくいと感じるようになってきたので、今回から図面の描き方を変えてみようと考えています。図面はクライアントや施工者とのコミュニケーションの道具なので、より良いものにしたいと常に思って改良を続けています。
リノベーション工事
同時並行している2つのリノベーションの現場は工事が進んでいます。
工事が始まってからも次から次へと調整事があるので、全く気が抜けませんが工務店さんの協力のおかげで少しずつ形になってきています。
少し前の状況ですが、遮音性能のある床下地が敷かれて、住宅らしさが出来てきました。下地合板の上に墨出しがされると間取りが見えるので全体の広さも感じられるようになります。
マンションリノベーションが完成
設計と工事監理をしたマンションリノベーションが先日完成しました。
引渡しの際にクライアントから思いがけないプレゼントを頂きました。
写真家・安村崇さんの「1/1」というタイトルの写真集です。これまでにも住まいが完成すると感謝の気持ちとして頂き物をすることは多くありましたが、写真集を頂いたのは初めてでした。
これには少し訳があります。今回完成したマンションリノベーションのクライアントは、ある写真家の作品を多く所有しています。その作品が美しく見え、住まいと調和することがリノベーションのひとつのテーマでした。
設計の打合せの際の雑談の中で写真の話になり、青木さんが好きそうということで教えてくれた写真家が先に書いた安村崇さんでした。写真を何枚か見たときに確かに好みだと思いました。
そんな会話から数カ月が過ぎて、リノベーションが完成し、引渡しの日に安村崇さんの写真集を頂いたのです。クライアントの気持ちが感じられ、このリノベーションにピッタリの嬉しいサプライズでした。
このリノベーションを通して、今までに経験したことがない新しいテーマを投げかけてくださったクライアントに感謝しています。まだまだやれることがあるんだなと感じる貴重な機会となりました。
クライアントが所有している写真作品は安村さんではないのですが、後日作品が納まった様子を拝見できることを楽しみにしています。