デザインライフ設計室

【WEB連載】ESSEonlineでの連載がはじまりました

扶桑社さんが運営するWEBメディア、ESSEonline内の「日刊Sumai」のコーナーで住まいにまつわる連載をさせていただくことになりました。月に1本のペースで記事を更新していきたいと思っています。

初回のテーマは「キッチン」についてです。色々とあるキッチンの配列を取り上げ、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しています。

これから住まいを計画する方にとって役に立つ情報を盛り込みたいと思っていますが、それだけではなく、せっかく機会を頂いたので読み物としても面白いものにしたいと思っています。これからよろしくお願いいたします。

ESSEonlineの記事は こちら からご覧いただけます。

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ESSEonlineでの連載がはじまりました

扶桑社さんが運営するWEBメディア、ESSEonline内の「日刊Sumai」のコーナーで住まいにまつわる連載をさせていただくことになりました。月に1本のペースで記事を更新していきたいと思っています。

初回のテーマは「キッチン」についてです。色々とあるキッチンの配列を取り上げ、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しています。

これから住まいを計画する方にとって役に立つ情報を盛り込みたいと思っていますが、それだけではなく、せっかく機会を頂いたので読み物としても面白いものにしたいと思っています。これからよろしくお願いいたします。

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壁づけ、2列型、背面収納、キッチンの配列を解説。

2022.3.29

キッチンの配列は、おもに「壁づけタイプ」「2列型タイプ」「背面収納タイプ」に分かれます。それぞれに特徴があり、メリットとデメリットが。3つの配列とそのバリエーションについて、実際の事例を交えて紹介します。

壁づけタイプだとムダな動きが出にくい

もっとも一般的なキッチンは、壁に向かって配置される、通称「壁づけタイプ」。壁に沿って、コンロやシンク、作業スペースなどを、横並びで配置します。

メリットは、使う人が横に動くことで、作業が効率的に流れていくことです。ムダな動きが少ないキッチンの配置と言えるでしょう。

一方、デメリットも。壁に向かってカウンターが配置されているので、家族の顔を見ながら、作業したり会話したりするのがやりにくいことです。コミュニケーションの際には、振り返らなければなりません。

写真は、私が依頼を受けて設計した、壁づけタイプのキッチンの一例です。キッチンの幅は、全体で約3.5mあります。

右の壁側の天板を木にすることで、キッチンを延長して調理以外の作業が行えるスペースになりました。たとえば、子どもの通園準備をしたり、お花を飾ったり。作業台や飾り棚として使用できるので便利だと、住まい手に好評です。

キッチンの左にあるのは、家電を置く可動棚です。キッチンから左に移動するだけで、家電を使った調理が行えるので、作業がはかどります。

ちなみに冷蔵庫の居場所は、家電の収納スペースと向かい合った位置(上の写真のバルコニーに出るガラス扉の左手)。冷蔵庫がダイニングから見えにくくなるように、壁で目隠ししています。「生活空間に、存在感ある冷蔵庫を目立たない。この見た目は快適ですね」とは、住まい手の談。

2列型タイプはコミュニケーションがしやすい

次に紹介するのは「2列型タイプ」です。2列型にはバリエーションがいくつかあります。

私が提案することが多いのは、こちらの写真のように、コンロを壁側に配置して、シンクをダイニング側に向けて2列に配置するものです。

コンロの壁側配置をすすめる理由。それは、油の飛び散りを少なくできて、掃除がラクだからです。アイランド(ダイニング側)にコンロを配置することもあります。その場合は、コンロの正面に耐熱ガラスを用いて壁をつくり、油の飛び散りを少なくするような配慮をしています。ガラスを使うのは圧迫感の軽減と見通しをよくするため。

2列型タイプのメリットは、カウンターでの作業スペースを確保しやすいことです。カウンターが2列あり、コンロとシンクをそれぞれ1列づつに分けて配置すると、作業スペースがそれぞれに確保できます。

また、ダイニングに向かってカウンターを配置すると、家族とのコミュニケーションもスムーズですし、ひとりで家事をする寂しさもなくなります。

一方、デメリットも。カウンターが2列に分かれているので、作業中に振り返る動作が必要に。効率が少し落ちます。また、もしコンロをアイランドに配置すれば、レンジフードがコンロの上に取りつくため、圧迫感が出ます。さらに、キッチンカウンターが2列になることで、価格も高くなりがちです。

背面収納タイプは使い勝手がよいキッチン

最後は、キッチンカウンターの背面に収納棚や家電置場を配置した「背面収納タイプ」について説明します。

キッチンカウンターは壁づけタイプと同じように配置し、背中側に収納スペースを設ける配列になります。背面収納には、扉つきの棚や引き出し、家電を置くオープンな棚などを、使う人の希望に合わせてつくることができます。

自由度の高さと使い勝手のよさが大きなメリットでしょう。このタイプを採用するには、ある程度の床面積が必要です。従って、面積の確保がデメリットに感じる方もいるでしょう。

キッチンのつくり方は、完全に個室化することもできますし、上の写真のように動線上に配置することもOK。動線上にキッチンを配置すると、個室から直接キッチンに入れたり、手前から奥へ通り抜けできたりするので、通路としての機能も兼ねることができます。

つくり方によっていろいろなバリエーションが考えられるので、住まいの形状や条件に合わせてアレンジしやすく住まい手の個性がでやすいことも特徴です。

今回紹介したほかにも、キッチンにはさまざまな形や配列があります。自身にとって使い勝手がよく、快適に使えるキッチンを見つけてみましょう。日々の生活が楽しくなり、家事の負担が軽くなると思います。

  • ESSE online 「日刊住まい」2022.3.29 掲載
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【リノベーションプロジェクト】家具について

マンションリノベーションの設計を進めているクライアントから新居で使いたい気になる椅子があると聞き、打合せの前に一緒に見に行ってきました。

この日は桜が一気に開花してほぼ満開。運よく桜並木を堪能しながらお目当ての椅子を拝見しました。

もともと知っていた訳ではなく運命的に出会った作家さんの椅子なのだそう。品があり落ちついた優しいデザインと座り心地の良さから、その場で採用が決まりました。計画中の素材とも相性が良さそうです。

まだまだ設計中ですが、早くも完成が楽しみです。

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【注文住宅】住まい再訪

先日、国分寺の住宅にお邪魔しました。完成から4年が経過しましたが第3期の工事がほぼ完了したので改めて写真を撮らせて頂きました。

撮影を通して長い時間滞在することで、久しぶりに住まいの中をゆっくり体感させて頂きました。クライアントの住まいに対する愛情のおかげで良い住まいになっているのが感じられて嬉しかったです。


今回撮影させて頂いた写真はホームページの改修にあわせてお披露目したいと準備を進めております。新しいホームページの完成は少し先になると思いますが気長にお待ち頂けましたら嬉しいです。


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【注文住宅】住まい再訪

先週末は雑誌取材の立ち会いで小平の住宅にお邪魔しました。


完成から2年半とちょっとが経過しました。完成してから何度かお邪魔する機会がありましたが、いつも変わらずに穏やかで優しく清々しい空気が流れています。建築をほめて頂くこともありますが、やはり住まい手の日々の積み重ねと住まいへの愛情のおかげだと思います。


長時間の取材でしたが、とても楽しく癒される時間を過ごさせて頂きました。取材に快く協力してくださったSさんご家族に感謝いたします。ありがとうございました。

今回の取材の様子は扶桑社さんが発行している「住まいの設計」2022年6月号に掲載予定です。発売されましたら改めてご案内しますのでよろしくお願いいたします。

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【掲載情報】雑誌「住まいの設計」に掲載されました

先日発売された雑誌「住まいの設計」(扶桑社発行)2022年4月号に弊社の事例が掲載されました。

今号は「住まいの設備・建材大図鑑」という特集が組まれています。

特集記事では住宅の場所や部位ごとに建築事例と設備機器や建築材料が紹介されています。家づくりをする方にとっては、基本的なマテリアルやトレンドをまとめて見ることができるので便利ですね。

弊社の事例は鶴川の連窓住宅を「INTERIOR(内装)」の事例として取り上げて頂きました。

書店で見かけましたら是非お手に取ってご覧ください。
よろしくお願いいたします。

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【掲載情報】アーキテクチャーフォト

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、ウェブ発信歴19年のアーキテクチャーフォトさんに弊社の注文住宅の事例を掲載して頂きました。

東京都多摩市に完成した「高基礎の家」です。光の状態による居心地について考えたプロジェクトです。高基礎になった経緯もご紹介頂きました。よろしければご覧ください。

https://architecturephoto.net/141029/

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【マンションリノベプロジェクト】設計が進んでいます

マンションリノベーションのプロジェクトは実施設計が進んでいます。

一旦描いた図面も、つくり方を考えて実現可能な寸法にするため修正を加えながら関係する図面を行ったり来たりしています。
とにかくしつこく何度も図面を描き直して、精度を高めています。

結構なボリュームがあり集中力が必要なため、終わった時にはどっと疲れますがやり切った爽快感もあります。

タイミングを見計らってクライアントに確認をしながら実現に向けて着実に進んでいます。

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【マンションリノベレポート】現場確認

マンションリノベーションの設計をする際に既存の柱や梁の存在がどうしても気になってしまいます。

現在工事が進められているマンションも大きな柱と梁の存在がありましたが出来る限り可能な範囲で整えています。少しでも居心地が良くなれば思いながら取り組んでいます。

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