【新築戸建レポート】外壁が仕上がりました
新築戸建住宅の現場は工事の終盤を迎えています。工事期間は残り約1ヶ月とちょっとになりました。
外部の工事は外壁の吹付けが終わりました。クライアントと相談しながら決めたグレーの外壁がとても良い色と質感に仕上がっています。
外壁周りの設備器具の取り付けが終われば足場を撤去することができそうです。もう少しすると、いよいよ外観が見えるようになります。
次回は並行して進んでいる内部工事の様子をお届けします。
新築戸建住宅の現場は工事の終盤を迎えています。工事期間は残り約1ヶ月とちょっとになりました。
外部の工事は外壁の吹付けが終わりました。クライアントと相談しながら決めたグレーの外壁がとても良い色と質感に仕上がっています。
外壁周りの設備器具の取り付けが終われば足場を撤去することができそうです。もう少しすると、いよいよ外観が見えるようになります。
次回は並行して進んでいる内部工事の様子をお届けします。
マンションリノベーションのプロジェクトは初回プレゼンテーションに向けて準備を進めています。
設計契約をしてから約1ヶ月半ほどの時間を頂いて考え続けてきたことをカタチにするために模型を製作しています。
図面だけでは分かりにくいことも模型があることで理解しやすくなると思い、毎回模型をつくっています。実はそれだけではなく、模型をつくることを通して自分が考えているコトが正しいかどうかを確かめることもできています。
わざわざ時間と手間の掛かることをしているようにも感じますが、必要な時間であり必要な手間でもあると感じています。何でも合理的に効率的にやらなくても良いのかなと思っています。
日々の楽しみのひとつに読書があります。
とは言え、最近では長い時間電車に乗ることはほぼなくなり、子供との時間もしっかりと取りたいので読書のためのまとまった時間を捻出するのが難しくなっています。それでも子供が寝た後の数十分は至福の自由時間です。
最近のお気に入りは佐藤雅彦さんの著書
「考えの整頓 ベンチの足」(暮しの手帖社)です。
佐藤さんの日常に起こるちょっとした出来事とその出来事への考察が面白いんです。そもそも、そこに引っ掛かるのか!という気づきがあります。更になぜ?と思い掘り下げていきながら、こういうことなのではないかと謎解きをしていく、それが身近な日常にたくさん潜んでいることを教えてくれます。
なるほど!と感心することも多く、一つひとつの話が面白くまた愛おしさがあるので読み終わるのがもったいないとさえ感じます。
前回の「考えの整頓」が発売されたのが10年前なのだそうです。そうなると続編が出るのは10年後なのでしょうか。待ち遠しいです。
工事が行われている新築戸建住宅の現場では、様々な職種の職人さんによって作業が進められています。
外部内部ともに仕上げ工事が進みながら、並行して大工さんによってつくられている場所もあります。この日は階段が出来上がりつつありました。
玄関ホールの吹抜けに設けた階段スペースは最後まで材料置場として重宝されていました。他が出来上がらないと材料がなくならないため、なかなか階段に取り掛かれないという事情がありました。が、いよいよ階段に取り掛かり、既に上り下りが出来る状態になりました。
旗竿地の長いアプローチを通って玄関扉を開けると上空が抜けた空間があらわれます。目の前には階段の手摺り壁、更にその奥に階段がまわっていくような構成になっています。目に見える景色が次から次へと移り変わっていくような空間の繋がりを意図して設計しました。
途中までできた階段を何度も上り下りしながら、想定したように景色が移り変わることが確認できました。日常生活にちょっとしたワクワクや楽しさを提供できると思います。
常時、並行して幾つかの設計をしています。
現在はリノベーションの案件が重なっていることもあり、最近は情報収集のために雑誌や書籍を見ています。
「マンションリノベアイディアブック」と「マンションリノベスタイルブック」は共に扶桑社から発行されている書籍ですが色々な事例を通読できるので重宝しています。
かなりの数の事例が掲載されているのでデザインの好き嫌いはありますが、様々なデザインをまとめて一気に見ることが出来るので勉強になります。
私の場合、リノベーションの設計は、その空間や既存の環境を捉えながら新しい生活がどのようなモノかを想像することにより、クライアントのためだけの建築を見つけるような作業をしています。そのため直接的にあるデザインを真似るということはありませんが、自分が好きな素材やその使い方の確認ができたり、色味や色の組み合わせによる印象が写真を通して客観的にわかるのは、自分の考えや想像が合っているかを確かめる際の参考になります。
そんな使い方をさせていただきています。
新築戸建住宅の現場では引き継き工事が進められています。
今週から大工さんが1人増えてペースアップしています。親方クラスの大工さんが3人もいるので頼もしいかぎりです。
この住宅の床面積は比較的コンパクトな方だと思いますが、縦方向に伸びやかで立体的に空間が繋がるように設計をしています。
完成すると床面積以上の広がりと大らかさを感じる空間になることと思いますが大工工事も終盤にきて、意図するような空間が見えてきました。
この先がとても楽しみです。
先日、天王洲にあるWHATで開催されている「謳う建築」展を観ました。
展覧会場で頂ける解説冊子には展示の説明がこのように書かれています。
「住まい向き合い続けた建築家が生み出した住空間をとりあげ、
実際にその住まいを文芸家や詩人の方が訪ね体験し、詩で謳う試みです」
展示を観て、その方法や企画そのものにとても驚きながらも大きく共感をしました。それは、私が建築を考える時、またつくる時に情緒的な要素を建築空間に織り混ぜたいと常に意識をしてきたからです。これまで手掛けた建築の全てで実現できている訳ではありませんが、常に意識をしてきました。いつか私が設計した空間に詩人や歌人の方を招いて詩を詠んで頂けたらどんなに素晴らしいかと夢想していました。それが、この展覧会では実現されていました。おこがましくも、私と似た事を考えている方がいることにとても嬉しくなりました。更に多くの方がご覧になる展覧会というカタチで表現されていることに喜びを感じました。個人的にはツボに入る本当に素晴らしい展覧会でした。
展示の構成は詩(または言葉あるいは脚本)と映像がメインで、個別に模型があったり図面やスケッチがありました。詩と映像の組み合わせで建築空間を語るというのが企画の肝だ思います。建築を表現する際、何ともことばにしづらい雰囲気を語る時に「空気感」という言葉を使うことがあります。抽象的なことばなので伝わるような上手く伝わっていないような曖昧さがあります。この展示はまさにこの「空気感」を具体的に表現しているところが素晴らしく共感をしました。
建築を成り立たせている要素には現実的な空間の他にも音や視覚情報や匂いなどの五感的な要素もありますし、時間も大きく関わっています。この五感や時間という目に見えないことを上手く伝えてくれるものが詩であり映像なのだと思います。
展覧会を観た後も反芻しながら余韻を楽しむことができる印象に残る展覧会でした。5月末まで開催しているので機会があれば是非ご覧ください。おすすめします!
新築戸建住宅の現場では内部、外部ともに工事が進んでいます。
敷地の西側の近景には台地の上に森が広がっています。その森を眺めるためのロフトを設けました。
このロフトは下の階(2階)のリビングと吹抜により繋がっています。ゆっくりと景色を眺めながらくつろぐ場所ですが、西側に設けた窓からの光を2階のリビングに導くための空間でもあります。
そのためロフトの壁をルーバー状にすることで木と木の間から光が通り抜けるようにしました。また光は一度ルーバーに当たって反射しながら2階へ落ちていくことで、やわらかな光になるように計画しました。
ロフトというと、余剰空間に床をつくって収納に使用したり、小さな部屋のように使うこともありますが、ここでは光を調整する空間であり、広がりを感じさせる奥行を生み出す場所としても機能することを目指しました。
最終的には白く塗装をされた空間になる予定です。今よりもさらに光の状態が美しくなると思います。
先日取材と撮影をして頂いた住宅はコストダウンがテーマの特集で取り上げて頂く予定です。
その特集の冒頭部分にコストダウンに関する記事が掲載されます。
「品質を落とすことなく、賢くコストダウンする方法」は皆さん興味があるテーマではないでしょうか。私自身も常に意識して取り組んできたことなので、お役に立てることがあるのではないかと思い協力させて頂きました。
これまでに実践してきた具体例を交えて色々とお話しました。誌面の都合もあるので、全ての内容を網羅することはおそらくできないと思いますが、読者の方の参考になる内容におまとめ頂けると嬉しいです。
新築戸建住宅の現場では外壁工事が進められています。
既に施工された防水層と通気層の上に仕上げ用の下地としてモルタルを塗る作業がはじまりました。現在はモルタル下地の1回目がちょうど塗り終わって時間をあけているところです。この状態で数日おいて、ひび割れがおきるのを待ってから下塗りの2回目を施工していきます。外壁の左官工事がはじまると、内部の大工工事と合わせて終盤に向かいはじめた感じがします。