デザインライフ設計室

【リノベーションプロジェクト】初回プレゼンテーション

先日から準備を進めてきたマンションリノベーションの初回のプレゼンテーションを行いました。

ロウガンを乗り越え、模型も完成しました。
今回、自分で手を動かして模型をつくったことで設計の内容が変わっていったのは良かったと思います。模型をつくりながら考えたことを丁寧にお伝えしました。

今回の設計には背骨のような大切なポイントがあります。クライアントの要望と既存の状態から見えてきた肝になる部分です。私からの提案について、大きな修正もなくご了解を頂くことができました。この設計の大切なトコロをご理解頂けて共感してもらえたことが嬉しかったです。

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【戸建リノベーションプロジェクト】現場確認

先日、設計のご依頼を頂いたクライアントのご自宅にお伺いしてきました。
この日の目的はリノベーションを行うご自宅の現況確認と採寸です。

まじまじと見ていると、アレコレとアイディアが思い浮かびますが、限られた予算の中では出来ないことも多くあるので難しいところです。

ここから先は妄想と自問自答の繰り返しです。

「こういう事をすると生活が豊かになるだろうと思うけれど、それには費用が掛かる。そこは求められていないことだけど、今よりも良くなるのであれば提案したい。でもやっぱりお金が必要。であれば提案しない方が良いのか?でもクライアントは自分では思いつかないことを求めて設計を依頼している訳だから一度話しをした方が良いかな」

というような事を繰り返し繰り返し自分に尋ねています。
クライアントには優先順位が大切ですと言っていますが、これは設計者にも言えること。悩ましいです。

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【リノベーションプロジェクト】模型制作

今週おこなうプレゼンテーションの準備を進めています。
久しぶりに模型をつくっていますが、やはり楽しいです。

今まで紙に描いて考えていたり、頭の中で思い描いていたことを立体にすると気づくことがたくさんあります。
やっぱり違うと思うことがあったり、実際の工事での納まりが気になってしまって模型の手を止まったり、途中までつくった模型をつくり直すたりしているのでなかなか進みません。

一方で確実に進んでいるものがあります。ロ・ウ・ガ・ンです。
金尺の目盛りが見えにくくなっていたり、自分でつけた印を見失ったりして大変です。

写真はディテールと言われる細かな部分の見え方が気になって描いたメモ。

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【新築戸建プロジェクト】土地探し

新築で戸建住宅を建てることを考えているクライアントとの土地探しを続けています。

今回は先日とは別のエリアに気になる土地が出てきたということで現地を確認しました。その後、都市計画を調べたり、周辺の調査を行っています。

土地探しは創造系不動産と一緒に行っていますが、今回初めて電磁波測定をしていました。私もどのようなものか知りたかったので、同行しました。

今のところ気になる点はないので良い土地のように感じますが、引き続き詳しく調べていきたいと思います。

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【住まい訪問】静岡の団地リノベーション

静岡市で団地のリノベーションを手掛けたのですが、お住まいになられてから初めてお伺いをさせて頂きました。

完成から1年2ヶ月ほどが経ちましたが、とても綺麗にお住まいになられている様子を拝見できて嬉しかったです。

木製の建具や床材が経年変化により少し色が濃くなり始めていたり、この住まいのための家具が入ったり、奥さまの手によるステンドグラスの作品が増えていたりしているので、時間が経ったことを感じますが、その他は完成時と変わらない美しさに驚きました。

久しぶりにクライアントとお話が出来てとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。貴重な時間をありがとうございました。

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【プロジェクト】敷地調査

先日イレギュラーな相談があり、計画敷地を見に行ってきました。
今後どのようになるかは全くわかりませんが、相談をいただいたことは嬉しかったです。

敷地に1本だけ植わっている梅の花が咲き始めていました。

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【日々】木製ドアのメンテナンス

つい先日、事務所の木製玄関ドアのメンテナンスを行いました。
事務所移転時に新しくした木製ドアなので約4年半の間、何も手入れを行わずにここまで来ていました。
ほぼ真西の方角を向いているので天気の良い日には激しい西日を浴びてきました。庇もそれほど大きくないので雨も相当かかりました。
そのため、特に下の方は黒くなるほどに傷んでしまい可哀想な状態でした。
ここまで放置したのには(一応)訳があります。

弊社では木製の玄関ドアを設計の中で取り入れることがとても多くあります。
その経年変化の状態をクライアントにお見せする目的もあり、手を加えずにいたのですが、流石にそろそろお手入れをしておかないと長く使えなくなってしまうのでメンテナンスをすることにしました。

今回、日頃からお世話になっているオスモ&エーデルさんの全面的な協力を頂き、二日掛けて私のような素人でもできる範囲でクリーニングとメンテナンスを行いました。

以下、その手順とそれぞれの状況を詳しく写真でご紹介していますので是非ご覧いただき、参考になさってください。
※木製の玄関ドアの材質はピーラーです。枠はツガを使用しています。

約4年半経過した西向きの木製玄関ドアの全景です。下の方は雨の度に濡れてしまい黒ずんでいます。

最初は汚れを落とすためにクリーニングを行います。今回は市販の業務用アルカリ洗浄剤を使用して、アク抜きとシミ抜きの2工程を実施しました。

はじめは2液混合タイプの木部アク抜き剤をA液1:B液1の割合で混ぜます。


混ぜたアク抜き剤を刷毛で直接、扉に塗りつけていきます。

あまり待つことなく、汚れが浮き上がってきます。

扉全体にアク抜き剤を刷毛で塗ります。

扉全体に塗り終わったところです(下写真)。まだら模様が少し気持ち悪いですが気にしません。下の方が特に汚れの浮きが多いのが分かります。

次はナイロン製のたわしを使います。ホームセンターなどで手に入る一般的なものです。

ナイロンたわしで浮き上がった汚れをふき取っていきます。

汚れがたまったらバケツにいれた水で(冬場はお湯が良いです)すすぎながら繰り返し全体の汚れをふき取ります。

続いて、シミ抜きを同じく刷毛で全体に塗りつけていきます。

シミ抜きを全体に塗り終わったら、ウエス(シャツの端切れやボロ布など)で拭き取ります。

アク抜きとシミ抜きが終わったところです(下写真)。クリーニング前と比べると明らかに扉の色が明るく綺麗になりました。
ここまでの作業時間は約2時間でした。一日目の作業はここまでです。
このまま一日放置して自然乾燥します。

翌朝の状態です。自然乾燥が進んで少し色が落ち着きました。

二日目の作業は夕方からの予定なのでこのままもう少し放置しました。


二日目の作業はペーパー掛けからです。紙やすりで全体をこすり平滑にしていきます。使った紙やすりは「120番」です。



サンディングブロックに紙やすりを取り付けて全体を均一にこすりました。


ペーパー掛けが終わったら、再度養生をしてクリア塗料を塗る準備をします。


今回、メンテナンスに使用する塗料はオスモ&エーデルの外部用クリア塗料ツヤ消し「701クリアープラス」です。
最近弊社で設計した住宅では外部用クリア塗料はこれを選ぶことが多いです。


缶を開けたら缶の中に木製のかき混ぜ棒を入れてよく混ぜます。
(かき混ぜ棒は割りばしでも代用できます。良く混ざれば大丈夫です)


よく混ざったら適量を別の容器に移します。
今回は市販の塗料用の使い捨てパットを使用しました。


最初は細かな部分(際など)を刷毛で塗っていきます。


広い部分は専用のコテ刷毛を使用して塗っていきます。このコテ刷毛はオスモ&エーデルのオリジナル商品で、ホームセンターなどで売っているものと比べると少し高いのですが使い心地が良く作業効率が良いのでオススメです。施主施工などで何度も塗っていますがこのコテ刷毛だけは他で代用できないので多少高くても価値があると思います。ご興味がる方はオスモ&エーデルのホームページで購入ができますのでご覧になってみてください。



板の目で右から4枚目までがクリア塗装を塗ったところです。ツヤ消しですがこれくらいの濡れ色になります。

1回目を塗った後、1時間ほどおいて乾燥させてから2回目を塗りました。陽が沈むのが早いので2回目終了後には真っ暗になっていました。
これで全ての作業が終わりです。2日目の作業時間は約2時間(乾燥1時間を含む)でした。


翌朝の状態です。塗装直後に比べると濡れ色が少し落ち着きました。


すっかり綺麗になりました。下の方は元々の状態がひどかったので色むらになっています。もう少し早くお手入れをした方が良かったですね。
クライアントの皆さん、是非適切な時期にメンテナンスをお願いします。


個人的には今回のメンテナンスにかなりの手ごたえを感じました。また同時にメンテナンスの必要性も感じました。定期的なメンテナンスは絶対に必要です。


よくクライアントからご質問のある「松ヤニ」についてです。事務所のこの扉も当初2年くらいはヤニが出て、ベトベトしていました。その後はヤニが止まり、出ていたヤニ自体も乾燥していきました。3年くらい経過すると下写真のようにヤニの跡はあるものの、乾燥しているので使用上は気になることはありません。


今回のメンテナンスで汚れを落とし、紙やすりでこすり、クリア塗装を施したのでヤニの痕跡はきれいに無くなりました。


おまけですが、扉と同時期に自分で制作した看板はオイル塗装もしていなかったので今回ついでにクリア塗装をしました。事務所にお越しの際は合わせてご覧頂けました嬉しいです。

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【リノベーションプロジェクト】現場採寸

先日から始まりましたマンションリノベーションの計画はマンションの引渡しが無事に完了したので早速、現場の実測採寸を行いました。

現場は既にほぼスケルトンの状態のため、無駄なものがなく普段と比べると格段に早く採寸を完了しました。
採寸が速くなったのは現場の状態のほかに、レーザー計測器を少しだけ性能の良いものに変えたことも関係しているかもしれません。
以前から使っていたボッシュのDIY仕様のレーザー計測器が壊れてしまったので同じボッシュのプロ向けの単機能の計測器に変えたところ、読み取りが早くなったような気がします。

現場の実測採寸が終わったのでこれから図面を作成して、プランを造り込んでいきたいと思います。

右端が新しいレーザー計測器、右から2番目が先代の計測器、見るからに性能が良さそうな顔をしています。

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【新しいプロジェクト】戸建リノベーション

戸建住宅のリノベーションのプロジェクトが始まります。

昨年の終わりに開催した「家づくり茶話会」に参加してくださった方から具体的なご相談があり、年末年始を挟んで正式に設計のご依頼を頂きました。

この日はこれからの進め方や全体のスケジュールの確認をして、コストのイメージ、やりたい事など、色々とお話を伺いました。

ご予算に限りがありますので、必要な事と出来る事を見極めながら進めていきたいと思います。

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【日々】バウハウス映画祭

先日、バウハウス映画祭の映画を3本観ました。
1919年にバウハウスが創設されて去年が100年ということで「バウハウス映画祭」開かれています。映画祭では6つの作品が上映されていますが、そのうちの3本を観ました。

バウハウスという言葉は建築やデザインを学んだり、仕事として関わっている方は何度も耳にしている言葉ですが、個人的には深堀りしたことがなかったのでとても楽しめました。映画だけでバウハウスの全貌を知ることは到底できませんが良いきっかけを得ることができました。

劇場が限られていることもあり、気軽に観に行きにくい状況ではありますが、私は伊勢佐木町の「横浜シネマリン」で観ました。
この劇場は初めてでしたが雰囲気のあるとても良い小劇場でした。
近くの関内に長く勤めていましたが一度も訪れたことがなく、もっと早く知っていればと悔やまれます。ただ当時は映画を観る余裕はなかったと思うので、今だから来れたのだとも思います。

肝心の映画はミースとグロピウスとマックス・ビルの3本を観ました。

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