【トークショー】土地探しからの家づくり
先日、たまプラーザにある『3丁目カフェ』で「土地探しからの家づくり」についてお話しをさせていただきました。
短い時間でしたので十分にご説明出来たかどうかが気になりましたが、その後の相談会には皆さんがそのままご参加くださり有意義な時間がもてました。
参加者は凄く多かったとは言えませんが、参加された皆さん全員がとても具体的なご相談をしてくださったのでこちらのテンションも上がってしまいました。
「夫婦二人の住まいに建て替えたい」「分筆した土地に娘夫婦との2世帯住宅を建てたい」「土地探しからの家づくりがしたい」「土地を買って新築するか、中古戸建てを買ってリノベーションするか迷っている」などなどかなり具体的な内容でした。
今回ご参加頂いたことでこれからの家づくりの参考になれば嬉しいです。
私たちとしては次につながる有意義な活動になったのではないかと思います。
少人数でお顔がはっきり見えて、どんな悩みをお持ちなのかがしっかりと把握できるこのような相談会はご参加者の皆さんにとっても私たちにとっても良いなあとあらためて感じました。
という訳で弊社では個別相談会を開催いたします。
日時は3月13日(日)10時~、14時~と20日(日)10時~、14時~の2日間です。
ご興味がお持ち頂きましたら是非お申し込みください。
参加費は無料ですのでお気軽にご参加ください。
【団地リノベレポート】大工さんによる家具づくり
今日は団地リノベーションの現場定例でした。一番最初に
スケルトンの状態まで解体し、その後は必要な空間をつく
り込む作業を続けてきましたが大分進み、大工さんによる
造作工事も終盤です。
今回は家具工事を家具屋さんと大工さんとに意図的に分け
て作ってもらっています。その中の大工さんによる家具の
製作が始まりました。いくつかの事情が重なって工事が始
まってから材料を変更したのですが、これが当たりました。
(写真は製作途中の吊戸棚です)
当初は普段から良く使い、大工さんも扱い慣れているシナ
材を選んでいましたがタモの突板に変更しました。これが
想像以上に良い雰囲気です。まだ途中の段階なので完成形
を確認した訳ではありませんが途中でもその良さを感じる
ことができました。今後は積極的に使っていきたいと思う
ほどです。
(写真はタモ突板の断面.上の3mm程がタモ突板の部分です)
家具屋さんがつくる家具が搬入された時にそれぞれの家具
がどう見えるかが今からとても楽しみです。
【卒業制作】発表講評会に参加しました
先日、非常勤講師を勤める建築の専門学校デザインファーム建築設計スタジオの
卒業制作発表講評会に参加してきました。
2年制のこの学校では毎年今の時期に2年間の集大成として多くの非常勤講師が
参加して講評会を行っています。
今年から少し変わって非常勤ではない建築家の方にもゲストとしてご参加頂く
スタイルになりました。学生にはよりシビアな批評を受けることができる良い
機会になったのではないかと思います。
私自身、例年はいち講評者として参加してきましたが今年は卒業制作の指導も
受け持っていたので今までとは心持ちが少し違いました。
何が違うのか?一言で言うと発表会を見守る親の心境です。
これまで時間を掛けて考え抜いた設計の内容をしっかりと伝えることができるかが
とても心配でした。
それでも、いやそれだからこそより客観的に評価、批評したいとの思いで望みました。
実際には所々で感情が高ぶって厳しい批評をしてしまい、もう少し穏やかに見守っても
良かったのではないかと反省しています。(まだまだ修行が足りません…)
全体講評の際には多くの非常勤講師の方から例年よりもレベルが高かったとの
お言葉をいただき、指導に関わった者からすると少しほっとしました。
私も今年の学生のレベルは高かったと思いますし、個人個人のモチベーションが
高かったと感じています。
今回の経験を自信に変えて、ひとりでも多くの建築家が誕生することを願っています。
その前にひとり残らず設計事務所に就職が決まってほしいですね。
【掲載情報】雑誌「建築知識」に掲載されました
建築の専門雑誌「建築知識」2016年3月号に弊社の事例を3つ掲載いただきました。
テーマは「本当は秘密にしたいリフォームのベストレシピ125+DVDビデオ」です。
私たちの場合、特に秘密にしていることはありませんが(笑)リフォーム、リノベ
ーションならではの事例をご紹介しました。どの事例も写真と文章では思いのほか
あっさりしているように感じられると思います。見えない部分での工夫、あっさりと
なんてことないように見せる工夫は色々としています。その部分が秘密と言えば秘
密かもしれませんが隠さずお見せしています。
誌面では私たちの事例を含めて125の建築家や設計事務所の事例が載っています。
かなり読み応えがありますね。私たちもじっくりと読んで他の設計者の手法や秘密
を学びたいと思います。
今回ご紹介した事例は「囲みの層-大津のリノベーション」と「光の居処-目白台の
リノベーション」、「シキリの形-鶴川のリノベーション」の3つの事例です。
どの事例もデザイン性と機能性とコストのバランスが両立したプロジェクトです。
ぜひお手に取ってご覧ください。
【団地リノベレポート】整理上手
団地リノベーションの現場は大工さんによる造作工事が
どんどん進んでいます。窓廻りの細かい納まりもきれい
に出来上がりました。間仕切り壁の下地はほぼ完成しま
した。それに伴って大工さんの道具の置き場所もだんだ
んと限られてきました。そうは言っても整理上手の大工
さんですから心配はいりません。キッチンのカウンター
を設置するスペースにスチールパイプの棚を組んできれ
いに収納していました。なんだか素敵なコーナーが出来
ています。さすがです。
こんなのもあります。壁に木を組んでビス留めして
即席工具掛けを自作しています。さすがです。
これはおまけですがボンドを逆さまに置いておくもの。
これならいつでもたっぷりボンドが出てきますね。
側面にはボンド用のヘラまでスタンバイされています。
最高です!
【住まいづくり相談会】開催が決定しました!
2016年最初の「住まいづくり相談会」の開催が決定しました!
3月13日(日)と3月20日(日)の2週連続で開催いたします。
各日とも限定2組(計4組)のみ申し込みをお受けいたします。
※お申込みは問い合わせフォームからお願いします。
日時:
3月13日(日) 午前10時~、午後2時~(各回1組限定)
3月20日(日) 午前10時~、午後2時~(各回1組限定)
場所:弊社事務所(東京都町田市大蔵町2038-21) 地図はこちら
参加費:無料
持ち物:特にありません
※各回共所要時間は1時間~2時間程度です。
相談会には注文住宅とリノベーションそれぞれのテーマを設けました。
下記の中からご自由にお選びください。
・「家づくり、はじめの一歩」
・「暮らしから考える家づくり」
・「注文住宅を建てる前に知っておきたいこと」
・「建築家だからできる家づくり」
・「中古マンション選びで失敗しないポイント」
・「リノベーションに向いているマンションの選び方」
・「リノベーションで叶える理想の暮らし方」
お申込みは 問い合わせフォーム からお願いいたします。
問い合わせフォームにご希望の日時とテーマを明記の上、送信してください。
内容を確認次第、ご返信いたします。
今回の内容は初級編です。初級編では物足りない方やこの先が知りたい方は
是非次回以降にご参加いただくか、個別相談もご利用ください。
個別相談は こちら からお願いいたします。
題名に「個別相談希望」と明記いただければ
折り返しこちらからご連絡を差し上げます。
※尚、申し込み受付は先着順とさせていただきます。
定員に達し次第受付を終了いたしますのであらかじめご了承ください。
ご参加をお待ちしております。
info@designlifestudio.jp
【住まいづくり相談会】開催が決定しました!
2016年最初の「住まいづくり相談会」の開催が決定しました!
3月13日(日)と3月20日(日)の2週連続で開催いたします。
各日とも限定2組(計4組)のみ申し込みをお受けいたします。
※お申込みは問い合わせフォームからお願いします。
日時:
3月13日(日) 午前10時~、午後2時~(各回1組限定)
3月20日(日) 午前10時~、午後2時~(各回1組限定)
場所:弊社事務所(東京都町田市大蔵町2038-21) 地図はこちら
参加費:無料
持ち物:特にありません
※各回共所要時間は1時間~2時間程度です。
相談会には注文住宅とリノベーションそれぞれのテーマを設けました。
下記の中からご自由にお選びください。
・「家づくり、はじめの一歩」
・「暮らしから考える家づくり」
・「注文住宅を建てる前に知っておきたいこと」
・「建築家だからできる家づくり」
・「中古マンション選びで失敗しないポイント」
・「リノベーションに向いているマンションの選び方」
・「リノベーションで叶える理想の暮らし方」
お申込みは 問い合わせフォーム からお願いいたします。
問い合わせフォームにご希望の日時とテーマを明記の上、送信してください。
内容を確認次第、ご返信いたします。
今回の内容は初級編です。初級編では物足りない方やこの先が知りたい方は
是非次回以降にご参加いただくか、個別相談もご利用ください。
個別相談は こちら からお願いいたします。
題名に「個別相談希望」と明記いただければ
折り返しこちらからご連絡を差し上げます。
※尚、申し込み受付は先着順とさせていただきます。
定員に達し次第受付を終了いたしますのであらかじめご了承ください。
ご参加をお待ちしております。
info@designlifestudio.jp
【戸建てプロジェクト】今回のテーマは外構・植栽計画です
昨日は戸建てプロジェクトの打ち合わせを行いました。
今回のテーマは「外構・植栽計画」についてです。
前回までの打ち合わせで概ね内部空間についての確認を終えましたので
外に出てきました。もちろん、外部の計画だからと言って外だけで考える
わけではありません。
室内からどのように見えるか、どんな景色をつくるか、また外からどの
ように見えるか、街に対してどんな風景をつくるかを同時に考えながら
計画していきます。
今回の計画にはこんな植栽(緑)が良いのではないかとあれこれ考えた
内容をクライアントに伝えるために特製の植栽リストをつくり、さらに
より立体的にイメージしていただくために模型にも再現して、両方を見
ながらイメージの共有を図りました。クライアントが事前に考えていた
植栽とも合致する木(緑)が多くあり、無事にOKをいただきました。
外構については道路との高低差がある敷地の特性を活かすように試行錯
誤を繰り返しながらたどり着いた結果を模型に反映してお見せしました。
模型で検討している時に思いついた面白いアイデアもクライアントと共
有し、今後検討していくことになりました。
ここまで何度も打ち合わせを重ねてきましたがここで打ち合わせは少し
お休みして、これからは詳細な図面の作成に取り掛かります。
打ち合わせの様子は少し時間があきますが、また次回をお楽しみに!
それまでの間に進捗があればご紹介していきます。
【リノベプロジェクト】現場実測の七つ道具
先日から設計が始まったマンションリノベーションですが具体的な設計を
始める前にマンションの実測を行ってきました。
「実測」とは専有部、簡単に言うと改修をする室内の寸法を全て実際に計
測して記録をとる作業のことです。
マンションの管理状態にもよりますが大抵の場合、竣工図面が残っている
のでその図面を入手すれば済むことですが、実際に計測することで気づく
ことや感じることがありますし、まれに図面と食い違う場合もあるので弊社
では必ず最初に行っています。
今回リノベーションを行うこのマンションも管理状態は良いので必要な竣工
図面は揃っていましたがやはり実測を行いました。概ね図面の通りでしたの
でこれから設計をスタートしようと思っています。
せっかくなので実測作業で使用する七つ道具をご紹介します。
1.コンベックス(所謂、巻き尺というものです)
:これがないと何も始まりません。
2.かな尺(15cmの短いタイプ)
:鉄の定規ですが細かい場所や狭い場所を計測するのに便利です。
3.フリクションボールペン(0.4mmタイプ)
:書き込むために使いますが細かい数字を書くので細いものがよいです。
4.既存平面図
:竣工図を基に事前に作成しておき計測した寸法を書き込んでいきます。
5.プロジェクトペーパー
:5mm方眼の紙です。気付いたことなどをメモするのに使用します。
6.カメラ
:必要なポイントを撮影しておき後から確認します。
7.レーザー計測器
:これがあるおかげでグンと作業効率が良くなりました。
どれも欠かすことが出来ない道具ですが7番目のレーザー計測器はとって
も便利です。簡単にご紹介すると長さは約10cmほどで手の中にすっぽり
収まります。
使い方はとっても簡単。例えば天井までの高さを測りたい時は床に置いて
スイッチを入れるだけです。
スイッチを入れると写真のように本体の上部から赤い光線が出て瞬時に
天井までの距離を計測してくれます。
計測した距離は正面のモニター部にメートル単位で表示されます。
写真では「2.466m」と表示されています。
もちろん垂直方向だけでなく水平にも使用出来ます。
以前この計測器を使い始める前は70㎡ほどの広さで4時間くらい掛かって
実測をしていたのではないかと思います。
それが今では2時間程度です。とても助かっています。
BOSCHさんには感謝です。ありがとうございます。
もし同業者の方がこのブログをご覧になっていて、まだレーザー計測器を
使っていなければ是非、お使いになることをお薦めします。
ホントに作業が早くて便利ですよ。
【団地リノベレポート】大工さんの工夫
団地リノベーションの現場打合せを行ってきました。
写真は床下地の上に床暖房を敷設したところです。この上に仕上げの
フローリング材を敷いていきます。今回の計画では熱源にはガスを使
用した低温式の床暖房を採用しています。写真でも分かりますが床暖
房パネルの中に温水が流れるチューブがうねうねと張り巡らされてい
ます。このチューブに銅を使用しているので熱伝導率が良く、低温式
でも十分に暖かくなるというのがウリの床暖房です。
さて、話は変わって今回も現場では大工さん、現場監督と細かい寸法
の確認を行いました。間仕切壁の下地が段々出来てきたので空間の輪
郭が見えてきました。それと伴に気にしている箇所が露わになるので
チェック&確認です。
出来上がってから後悔しないために下地の段階から想像力を働かせて
先廻りして色々と確認をしていきます。現場監督とは一緒に仕事をす
るようになって四回目になるのでこちらが気にする点を理解してくれ
るのでとても助かっています。
大工さんとは今回初めて一緒に仕事をしていますが毎回毎回現場に行
く度に驚かされます。頭の回転が速く、仕事が出来るのはもちろんな
のですが整理整頓が素晴らしく、いつもきれいなんですね。これって
基本のようでなかなかできていないことが多いです。さらに仕事を早
く正確に行う工夫が随所にあって関心しています。
写真は墨出しをする時に使用する通称「レーザー」という水平垂直に赤
いレーザー光線が出る機械ですが壁に手作りの架台を設置して空中に浮か
せています。こんな工夫が色々とあって現場に通う密かな楽しみになって
います。