先日、このブログで新しいロゴマークをグラフィックデザイナーの菅原鉄博さんにデザインしていただいた話を書きました。 http://www.designlifestudio.jp/2015/11/19/logo/
ロゴマークと同時に名刺のデザインもお願いしていて、その名刺が出来上がってきました。

私の主な仕事は建築空間を設計することです。
空間を設計することは何もないところに線を引き、その線が面になり、線と線、線と面、面と面の間合やそれぞれの輪郭が空間という目には見えないものを認識させるのだと思います。そこには必ず余白（間）というものが存在していて、この余白（間）こそが空間を引き立てるのだと考えています。普段、建築空間を設計する際にもこのことは意識しています。そこで新しくデザインしていただく名刺にもその考えが表現できると良いなあと思い、菅原さんにはそんなお話をしました。この主観的で感覚的な部分を読み取ってデザインに落とし込むのはとても難しかったと思いますし、それが名刺というとても小さな空間に表現されるというのはなかなかハードルが高かったと思います。上の写真をご覧になってどう感じましたか？私はとても上手くデザインして頂けたと思っています。やはりプロだなと感心しました。おそらく、いや確実に菅原さんは能力が高いデザイナーだと思いますし、私との相性も良いのではないかと勝手に想像しています。そんなわけでとても満足のいく名刺が完成しました。お会いしたから名刺をお渡ししたいと思っていますので是非声を掛けてください。

菅原さんのHPはこちら　→　http://www.stilllife.jp/

先日、関西の建築家・小谷和也さんが主宰するマスタープラン一級建築士事務所の内覧会に伺ってきました。小谷さんはマンションリノベーションに特化した珍しい建築家で、その活動がずっと気になっていました。機会があれば是非、実際の仕事を拝見したいと思っていましたので念願かなってという感じです。
初めて体感するその空間はとても居心地がよく、気持ちの良いマンションリノベーションに仕上げっていました。使われている材料にも特徴があり吉野杉の床材、珪藻土の壁、その他にも色々な種類の木がふんだんに使われていました。文字で書くと和風の空間をイメージしそうですが、和風っぽさは一切なくとてもやさしい空間でした。

内覧会後の懇親会にも参加させて頂き、小谷さんとお話することで「小谷人気」のヒミツを実感しました。
マンションリノベーションに対する想い、機能的な質の向上の大切さ、丁寧な仕事に軽妙なおしゃべり、
どれも小谷さんの魅力になっていました。
私自身もこれまでいくつかマンションのリノベーションを経験して、知識や実績を積み上げてきましたが
まだまだやることは沢山あると実感しました。一方でこれまでやってきたことは間違いではなく
正しい道だという確信を得ることが出来ましたのでこれからも新築だけでなく、
リノベーションにも積極的に取り組んでいこうと改めて思いました。

弊社ではマンションリノベーションのための物件をクライアントと一緒に探すこともしています。

今、進めているマンションリノベーションの計画もまずはリノベーションのための物件を探すことからスタートしました。これまでに20件以上の物件をご紹介してきましたがクライアントの条件に合う、「これだ！」と思える物件にはなかなか出会えませんでした。クライアントご自身でもマメに不動産情報をチェックしているので総数はもっと多いと思います。物件探しを始めて既に5か月が経過しています。それぐらいに物件探しは時間が掛かることもあります。ただ一方でこの時間が必要ではないかとも思っています。時間を掛けて物件を探すということはその間はずっと自分たちの新しい暮らしについて一生懸命考える良い機会だと思うからです。

さて、今回のクライアントの物件探しですが以前からクライアントが気になって目をつけていた物件がとうとう売りに出ました。そこで急いで内見をしてきましたが目をつけていただけあって良い物件だと感じました。ポイントは物件の周辺環境や部屋からの眺望、広がりは勿論ですしクライアントのイメージしている暮らしを実現できる物件かどうか、それ以外には管理状況や修繕について、ありとあらゆる点を考慮して総合的に判断します。

これらの視点をクライアントと共有しながら購入するかどうかを決めていくことになります。
今回の物件は購入することになるかどうか。私たちもドキドキしています。

計画を進めている団地リノベーションは先日、工務店さんから見積りが出てきました。
見積り用の図面にはクライアントの想いを詰め込んだので金額もその想いを反映したものとなりました。
打合せでは減額するための方法や施策をあれこれとご提案しました。
クライアントには大変な決断をお願いすることになりますのでこちらもとても辛いのですが
なんとか良い方向に向かいたいと思っています。
その場では焦って結論を出さずに、後日あらためて打合せをする予定です。

先日、会社を法人化し会社の名称が変わりました。
あわせて新しいシンボルマーク、所謂ロゴマークをどうしようかとずっと悩んでいました。
今回はプロのグラフィックデザイナーの方にお願いしたいと思っていたところ
友人のカメラマンが紹介してくれた菅原鉄博さんにお願いすることが出来ました。

（ 菅原さんのHPはこちら→　http://www.stilllife.jp/ ）

菅原さんには建築のことやデザインのことなど色々とお話をして
こちらの考え方や思いを聞いて頂きました。
色々とお話した中からイメージを膨らませて情報を整理してひとつのカタチが生まれる、
この一連の流れがとても素晴らしく、「これがプロの仕事」と感心しました。
今回デザインしていただいたロゴマークは弊社HPのトップに使用しています。
（ロゴマーク以外にも会社名の文字デザインもしていただきました）
いままでは自分でロゴマークや名刺のデザインをしていましたがやはりプロの仕事は違います。
グラフィックにはグラフィックの基本的なルールがあるのですね。
そういう知識は持ち合わせていなかったのでとても勉強になりました。
「餅は餅屋」ということでしょうか。
これって建築にも当てはまりそうです。

11月14日に発売されました雑誌「リライフプラス」vol.19（扶桑社）に
弊社が設計と工事監理を手掛けた事例を掲載いただきました。
巻頭特集「80㎡以上の家vs50㎡台の家」という特集ページの中で
『部屋の真ん中に箱！ 驚きのスペース活用術』とご紹介頂いています。
これからリノベーションを検討する方や具体的に進めている方にも
参考になる方法やアイデアがいろいろと載っています。
是非ご覧いただければ嬉しく思います。

ホームページをリニューアル中のため情報を整理する意味で少し遡って投稿します。

雑誌「マイホームプラス」vol.42（エクスナレッジ）に先日取材して頂いた様子が掲載されました。
既に多くの書店に並んでいますのでお見かけの際は是非お手にとってご覧ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

ちなみに「マイホームプラス」はこの号を最後に休刊になるそうです。
良い住宅を厳選して取材している素晴らしい雑誌だと思っていましたので
とても残念です。最後に弊社の事例をご紹介頂けたことは大変嬉しく思います。
またいつか復刊してくれることを期待しています。

ホームページをリニューアル中のため情報を整理する意味で少し遡って投稿します。

建築知識10月号「デザインが劇的に向上するLED照明ガイド」（エクスナレッジ）に
弊社の事例とその解説を掲載頂きました。どうぞよろしくお願いいたします。