習志野の住宅
築年数が経過した団地タイプのマンションの一住戸を改修した「習志野の住宅」
今のライフスタイルに合わせて、間取りの変更と温熱環境の改善を中心に全面的に改修しました
築年数が経過した団地タイプのマンションの一住戸を改修した「習志野の住宅」
今のライフスタイルに合わせて、間取りの変更と温熱環境の改善を中心に全面的に改修しました
マンションの一住戸をスケルトンにしてから改修した「東陽町の住戸」
写真家、松江泰治氏の作品を数多く所有するクライアントのMさんは、日常生活に違和感なく写真作品が入り込み、日々の暮らしが営まれる住まいを望んで、購入した中古マンションをリノベーションすることにしました。
団地の一住戸を全面改修した「鎌倉の住戸」は5階建ての団地の最上階に位置します。
屋根と外壁に接する面に手厚い断熱補強を施すことで、温熱環境を改善しました。周辺の豊かな自然環境と呼応した、築古の団地の印象と住み心地を一新した住まいです。
私鉄沿線の駅近くに建つマンションの一住戸をスケルトンの状態からリノベーションしました。
クライアントがイメージしていた空間や好みの素材を設計の起点としながら、統一感を持たせつつ落ち着きのある雰囲気が感じられるような住まいを目指しました。
空間の仕切りには引戸や引き込み戸を用いることで、必要に応じて閉じたりつなげたりでき、自分の居場所の範囲を調整できるような可変性を持たせています。
それぞれの場所での振る舞いを想像しながら密度を高めつつ、全体がゆるやかに繋がるようなおおらかな雰囲気となるように整えていきました。
築29年ほどの6階建てマンション。その最上階の住戸をリノベーションしました。クライアントの両親が住んでいた住戸を引き継ぎ、家族3人と猫1匹が暮らす住まいとするために全面的に手を入れました。最初にすべてを解体し、スケルトンの状態にしてから、断熱性能を向上させるために外周壁面と屋根面に吹付けによる断熱を施しました。さらに既存のアルミサッシを全て交換することで断熱性能の向上をはかりました。
住戸の玄関は5階に位置するため、室内に階段があるメゾネットのようなつくりです。この特徴を活かして、外と内をつなぐ階段周りの空間が気持ちを切り替えるための静謐な場となるようにしつらえられています。この階段室を中心に南北方向に水平にのびる住戸は、南側のスペースを家族が集うためのリビングダイニングキッチンとしました。一方、落ち着いた雰囲気の北側には個室と水まわり設備を配置しています。家族それぞれの個室のうち、2部屋は可動する間仕切りにより1部屋につなげることもできるような可変性があります。南のバルコニーに面する大きな窓面には障子とスクリーン引戸を嵌めることで、室内の雰囲気を損なうことなく、日差しの調整を行いつつ景色が楽しめるようになりました。窓の上に設けた室内側の庇はキャットウォークとしても活用できるようにつくられています。
南側のパブリックな空間と北側のプライベートな空間では仕上げ材を変えることで、それぞれの場の振る舞いに合わせた雰囲気を演出しました。階段室を中心に南側と北側で性格の異なる空間がグラデーションのようにゆるやかに混じりあうような、静謐でありながら優しさと美しさが同居する住宅を目指しています。
駅からほど近い利便性の良い、築24年のマンションの一住戸を成人した家族4人のためにリノベーションしました。生活時間が異なる家族が、お互いにストレスなく、共に心地よく暮らすために、部屋の配置と生活動線を工夫した住まいです。既存の状態を全て解体することで、もともとの間取りは一度白紙に戻して、今の生活に馴染むように新たにつくられています。
新しい間取りでは、家族皆が使うキッチンを出入りしやすい動線上に配置し、二方向から出入りできるようになりました。そのキッチンを中心に、各部屋と居場所がつながるようにつくられています。限られたスペースをより効率的に使えるように、移動するだけの場所を出来るだけ少なくしました。他にも、引戸を多く用いることで、扉の開閉によりスペースが変化するよう工夫を施し、生活の状態に合わせて自由度が高まるしつらえとしました。これにより、家族が同時に在宅ワークを行うことにも対応できるようになりました。
限られた空間を有効に使いきることで、家族それぞれが、お互いに気兼ねなく自由に過ごすことができる、気持ちの良い住まいとなっています。
地下鉄駅に近く都心へのアクセスの良いマンションの一住戸をリノベーションしました。
特定の写真家の作品を数多く所有するクライアントは、日常生活に違和感なく写真作品が入り込み、日々の暮らしが営まれる住まいを望んでいました。約72㎡の空間の中に大小様々な大きさの作品が散りばめられ、作品と生活が無理なく並置されるように、どこにどのような作品を飾るかを想定しながら、住まいとしての質や空気感を整えていきました。
日々の暮らしの中で、どのように作品と接するかを発想の起点として、空間の繋がりと動線を考えました。日常生活の動きの中に、ひとつの流れが生まれるように。場面が移り変わることで、作品との関わり方が変わっていくように。そんな空間体験をしながら、日々の生活が営まれることを想像して設計した住まいです。